特技の見つけ方は?「ない」ではなくて気づいていないだけかも!

今回は特技の見つけ方について解説していきます。就職・転職活動の定番の質問でもある「特技」。「特技なんてない…」と困ったことがある人は少なくないのでは?

特技を見つけなければ!と慌てて新しいことにチャレンジする人もいますが、一朝一夕で簡単に身につくものは特技といえませんよね。でもご安心ください。気づいていないだけで、すでにあなたには特技があります。

本記事では、特技の見つけ方と求職活動の面接でアピールする際の注意点について解説します。自分の特技はコレ!と胸を張って言えるものを見つけて、仕事や人生をより充実させましょう。

特技とは?

特技の基準は人それぞれ。誰かと比べて優れているから、表彰されるほどの腕前があるから、褒められたことがあるからなど、自分の基準で判断してOKです。

「パティシエには負けますがスイーツ作りが特技です」でもいいのです。自分が納得いくスイーツを作れたのであればそれは特技といえます。

帰国子女の友人ほど話せなくても、旅行で困らない程度に英語を話せることが特技だと思うなら自信を持ちましょう。ここまで努力をしてきたことも含めると素晴らしい特技です。

第三者から評価されていなくても、自分が認めたものは「特技」なのだと自信を持ちましょう。

特技を掘り下げると人間性まで見えてくる

就職・転職活動で提出を求められる履歴書やエントリーシートには特技を記入する欄が用意されています。そして面接の際には特技について深堀りされる場合があります。

「特技なんて聞いてどうするんだろ…」と思ったことがある人もいるでしょう。なぜ特技を質問されるのか?

こたえは「特技を掘り下げることで相手の人間性が見えてくるから」です。1つの能力を特技といえるようになるまでに、どのような考えを持ち、どう行動してきたのか。特技そのものではなく、特技を通じて「一緒に働きたいと思える人材かどうか」を面接官は知りたいのです。

採用してもらうために無理やり仕事につながりそうな特技を考える必要はありません。たとえば営業職の募集に「字を書くことが特技」だとアピールにならない…と思うかもしれません。しかし「字が汚いことがコンプレックスで、毎日◯時間、字の練習をして今では特技といえるまでになった」ならどうでしょう?

「コンプレックスを特技に変えられるまで努力ができる人間=仕事でも努力をして成果を上げられる人間」と評価してもらえるかもしれませんよね。状況に応じて特技を考えるのではなく、自分が特技だと思えるものを自信をもって伝えればいいのです。

面接の緊張感を和らげるためのアイスブレイクとして「特技は?」と聞く場合もあるようです。いずれにしても特技を通じて自分をアピールするチャンスですので、堂々と伝えられるように心の準備をしておきましょう。

特技は「特になし」は控えよう

面接で特技について聞かれた際に「特になし」と答えるのは絶対にNGです。自己PRをする気がないと受け取られ、「本当にうちの会社で働きたいのかな?」と意欲を不安視されてしまいます。

仕事に直結する特技である必要はありません。必ず何か答えられるよう、特技を見つけておきましょう。

特技の見つけ方

自分が気づいていないだけで、あなたはすでに特技を生かして日々を過ごしているかもしれません。周りから見たらうらやましい特技なのに、自分で基準を高くしすぎて特技と認識していないだけかもしれません。

一度、過去〜現在の自分を振り返ってみましょう。特技のヒントが見つかるはずです!

好きなことや趣味から探す

好きなことや趣味は継続するうちに、いつの間にか得意分野になっているものです。料理やイラスト、語学、PCなど、ジャンルは問いません。

「趣味だけど、特技ではない」「好きだけど得意とまではいかない」と思っているものはありませんか?基準を高く設定しているだけで、それはすでに特技かもしれません。

他人との比較や第三者からの評価は関係ありません。好きで没頭していることの中に特技がないか意識して考えてみましょう。

仕事に繋がりそうなこと

志望する企業の仕事に繋がりやすく、評価されそうなものから探してみる方法もあります。接客業の仕事に就きたいなら、コミュニケーション能力の高さや協調性があるか自分を分析してみましょう。

スポーツをしている方はエピソードを元に忍耐力や粘り強さ、負けず嫌いなどを特技として、仕事でも発揮できることをアピールできるでしょう。逆算して仕事に繋がりそうな特技がないかを探す1つの方法です。

周りに褒められたことをリストアップ

過去に褒められたことを書き出してみましょう。周りの人に聞いてみるのもおすすめです。あなたのことを理解する友達や家族なら、自分では分からない性格の長所や強みなどを見てくれているはず。

「誰に」「どの部分を」「褒められた理由」など細かくリストアップしてみましょう。特技を発見できるだけでなく、自分の新たな一面にも気付けるかもしれません。

普段あたり前にしていることから探す

普段あたり前にやっていることから特技を探してみましょう。「1日15分の筋トレを毎日続けている」「寝る前の読書は欠かさない」など、日課や継続していることなどの中に、特技があるかもしれません。

行動だけでなく「一日一善」や「笑顔を心がけている」といった、日々意識していることでもOKです。意識を変えてから自分や周りにどのような変化があったか分析してみましょう。

特技をアピールする際の注意点

就職・転職の面接でアピールする特技は、ネガティブに受け取られる可能性が高いものは避けましょう。良い印象をもってもらうために嘘をつくのもNGです。

先ほど申し上げた通り、面接で特技を質問されるのは人間性を知りたいから。自分の強みや人柄を伝えるために特技を問われていることを頭に入れておきましょう。

ギャンブル関係などのネガティブなもの

ギャンブルや宗教・政治などに関する特技をアピールするのは避けましょう。特技自体を否定するわけではありません。面接の場ではネガティブに捉えられる可能性が高いからです。

研究を重ねてギャンブルで勝てるようになった、これも努力の賜物です。しかし、パチンコや競馬で金銭感覚が狂い仕事に支障がでないかと不安に思う人もいるでしょう。

宗教・政治についても同様に、思想や活動によって職場に影響が出ないか危惧されるかもしれません。面接という場面でアピールするのに相応しいかどうか考えましょう。

嘘の特技

良く見せたい思いや合格したい一心から、嘘の特技をアピールしてはいけません。深堀りされた際、うまく答えられず面接官から疑われる場合も。

もし採用されても、入社後に話のつじつまが合わなくなり、嘘がばれて信頼を失う可能性も考えられます。自分という人間を知ってもらうために正直に答えましょう。

特技を見つけて新たな自分を発見しよう!

「特技がない…」と思っているあなた。すでに素晴らしい特技を持っているかもしれません。新たに身につけることもできますが、まずはご紹介した特技の見つけ方を参考に、今の自分の中から探してみませんか?

これまでの積み重ねが「特技」です。自分という人間を知ってもらうためだけでなく、自分で自分を理解するためにも特技を見つけて掘り下げてみましょう。新しい発見があるかもしれません!

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