「仕事から逃げたい」と思った時にとるべき行動とは?

「仕事から逃げたい」と思った時にとるべき行動とは?

「仕事から逃げたい」と思ったからといって、現実的に逃げ出すのは難しいですよね。とはいえ、逃げたいと思ったということは、心と体がSOSを発している状態です。気持ちに蓋をして、何もなかったようにやり過ごしていると、いつか無責任な形で何もかもを投げ出す時がやってくるかもしれません。

そのような事態を避けるためにも、「逃げたい」と感じた時にはしっかりと自分と向き合い、気持ちや体調、状況に応じた行動をとるべきです。そこで本記事では、仕事から逃げたくなった時にとるべき行動について解説していきます。「仕事から逃げたい」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

仕事から逃げたいと感じる理由

まず、「仕事から逃げたい」と思ったということは、「辞めたい」あるいは「休みたい」という気持ちが爆発している状態です。過酷な労働環境で仕事をしていると、多かれ少なかれ「仕事を辞めたい」と思うことはあるはずです。繁忙期で残業が続く時やミスをした時などに、ふと「辞めたい」と思ったことはあるのではないでしょうか。

しかし、辞めたい・休みたいではなく、「逃げたい」となればあなたの心と体がSOSを発している限界の状態だと考えられます。今のあなたは、次の項目に当てはまりませんか?

  • 仕事量が多く体力的につらい
  • 上司や同僚との人間関係が悪く仕事がしづらい
  • 仕事のプレッシャーに耐えられない
  • やりがいを感じない仕事をするのがつらい

これらは仕事から逃げたいと感じる代表的な理由です。それぞれを掘り下げて見ていきましょう。

仕事量が多く体力的に限界

仕事の量が多すぎて体力的につらいということはありませんか?会社としては、できるだけ人件費を抑えて利益を上げたいと思うはずです。しかし、物理的に無理のある仕事量を割り振られて、残業や休日出勤をしなければ仕事が終わらないという状況にまで陥れば、健康被害も心配です。逃げたいと感じるのは当然であり、甘えではありません。

人間関係が最悪で精神的に限界

職場の人間関係が悪く、精神的につらいということはありませんか?失敗したら先輩や上司に罵倒される、トラブルが発生して相談してもアドバイスをしてもらえない、など、円滑に仕事を進められないほどの人間関係であれば逃げ出したくもなります。

プレッシャーに耐えられない

大きなプロジェクトを任されたり、気難しい取引先を担当させられたりするなど、仕事のプレッシャーが重すぎて仕事に行くのがつらいということはありませんか?あなたのキャパシティを評価して任された仕事だとしても、重すぎるプレッシャーを抱えて仕事をしていると投げ出したくなることもあるでしょう。

仕事にやりがいを感じない

そもそも仕事にやりがいを感じられないと、モチベーションが上がりません。それでも淡々と続けられる人もいるかもしれませんが、「逃げたい」と感じたのであれば、気が滅入ってしまっているということです

適度な責任感とやりがいを感じないと、仕事をこなすメンタルを維持するのに相当な負担がかかってしまいます。今の仕事で目標を持てないのであれば、逃げたいと思うのは自然な感情です。

仕事から逃げたいと思うことが甘えではない理由

仕事から逃げたいと思うことは甘えではありません。一般的に、仕事から離れたいという意味合いの言葉を発すると「それは甘えだ」と言われる傾向にあります。「会議が長くて眠いからサボりたいな」「二日酔いで気持ち悪いから休もうかな」という人に対しては、甘えるなと言いたくもなるでしょう。

しかし、上述したような理由で逃げたいと思ったのなら、「それは甘えだ」と責められても聞き入れる必要はありません。なぜなら、甘えではないから。そう言い切れるのには、

  • 心と体の健康が一番大切だから
  • 人間関係の改善は自分だけの力ではどうにもならないから

という理由があります。それぞれ詳しく解説していきます。

心と体の健康が一番大切だから

先ほども申し上げたとおり、「仕事から逃げたい=心と体からのSOS」です。会社はあなたの体調が悪くなっても何もしてくれません。心が苦しくなっても助けてくれません。自分の心と体をいたわることができるのは自分だけです。

もし、会社に行くのがつらくて頭痛や吐き気がする、家に帰っても翌日の仕事のことを考えると胃がキリキリして眠れないなど異常を感じたら、何よりも体調回復を優先すべきです。

人間関係の改善は自分だけの力ではどうにもならないから

自分の考えや行動を変えることはできても、周りの人を変えるのはほぼ不可能だと思っていいでしょう。最悪な人間関係を改善して働きやすい職場にしようとがんばっても、意地悪な人や大声でキレる人、無関心な人などを自分の力だけでは変えられません。

人間関係に疲弊して仕事どころではないなら、新たな環境に身を移す方が得策という場合もあります。

仕事から逃げたいと思った時にとるべき行動

「仕事から逃げたい=仕事を辞める」だけではありません。「人間関係は最悪だけれど、仕事にやりがいを感じていて収入も満足している」「仕事量が多すぎて体力的につらいけれど、人間関係は良好で仕事も楽しい」という場合もあるでしょう。

本章では仕事から逃げたいと思った時にとるべき行動をご紹介していきます。後悔のないよう、今のあなたの状況に合った行動を選択してください。

周りの人に相談してみる

家族や友人、職場の仲間などに、仕事から逃げたいという今の状況について相談してみましょう。話しを聞いてもらっているうちに冷静になり、改善策を思いつくかもしれません。あるいは客観的な意見を聞いて、転職する意志が固まることもあるでしょう。いずれにしても、相談することで何か道が見つかるかもしれません。

他の部署への異動を申し出る

もし他の部署への異動で逃げたい理由が改善されるのであれば、異動を申し出てみましょう。ただし、異動希望理由として「人間関係」をあげると、あなた自身に問題があるかもしれないと思われる可能性も。他の部署でやりたい仕事があると前向きな理由を申し出た方が希望が叶う確率が高くなります。

休暇をとる

心と体の疲れをとるには、お休みをとるのが一番です。自分が休むと周りの人に迷惑をかけてしまうからと無理をして会社に行っているかもしれませんが、しっかりと休みましょう。

休みをとってリフレッシュできれば、気持ち新たに仕事を続けられるかもしれません。もし、休みを申し出て文句を言われるような状況なら、会社は従業員の健康を第一に考えていないということ。休暇をきっかけに、今後どうすべきかが自然と見えてくるでしょう。

転職活動をする

仕事から逃げる方法として一番に思い浮かぶのが転職ではないでしょうか。一度転職活動をしてみるのも良いでしょう。実際に働いてみなければわからない部分もありますが、求人情報にある福利厚生や待遇から今の会社と比較できます。

最近では会社の口コミサイトもあるので、残業の多少・有給取得率など知りたい情報を得られれば、今の会社で逃げたいと思いながら働き続けるという選択肢を消せます。逆に今の会社の良い面に気づければ、モチベーションが変わり、逃げたい気持ちが解消されるかもしれません。

気持ちと向き合えば新しいスタートが待っている!

仕事から逃げたいと思うことは甘えではない、そして、逃げたいと思った時にはいくつかの行動をとることで、状況を変える選択肢が見えてくるとお分かりいただけたのではないでしょうか。

「逃げるなんて考えてはいけない」と目を瞑らずにアクションを起こせば、これまで気づかなかった考えに触れ、思いつかなかった解決策が出てくるかもしれません。仕事から逃げたいという気持ちと向き合えば、「新しい何かが始まると前向きに捉えて、本記事でご紹介した方法をご参考に一歩踏み出してください!

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