- いままでの仕事は、とくに好きなことではなかった。
- これからずっと今の仕事をする気になれない。
なんて感じることはありませんか?
そんなときに、自分で事業を始めようと考える人も少なくありません。
とはいえ、未経験のジャンルで起業するにはそれなりの度胸が必要ですよね。
そこで今回の記事では、未経験の分野で起業をするメリットや注意点について解説します。
起業するのはとても勇気がいりますが、未経験の分野となるとより多くの不安を抱えることも。これから未経験ジャンルでの起業を考えている方の参考になれば幸いです。
未経験で起業するメリット:柔軟な発想ができる
未経験で起業するメリットは、常識に囚われず柔軟な発想ができる点です。
未経験とはいえ、事業をすすめながら経験を積むことはできます。
ゆえに、業界の事情を理解しやすく、ビジネスを進めるコツを得やすいです。
未経験でスタートすることで、新しい視点から物事を捉えたり広い視点でビジネスを見たりすることができます。
そのためトラブルを解決する際は、今までにない方法で突破して独自のビジネスモデルを見つけることが可能です。
また消費者の目線に近いアイデアを生み出し、提供することもできます。
ただし未経験から始めることは、常に勉強が必要になることを忘れないでくださいね。
未経験で起業するデメリット:情報集めと知識習得に時間がかかる
未経験で起業するデメリットは、情報集めと知識習得に時間がかかる点です。
どの業界でも共通することですが、興味のないジャンルですので0から勉強をしなくてはいけません。
忍耐力だけでなく、勉強に使う労力や参考書のコストなども必要です。
また同業に知り合いが少ない状態から始めることになるので、人脈が少ない状態であることも否めません。
ビジネスは経営歴が長くなるほど人脈が大切になるので、意図的に人脈を広げる活動も必要です。
つまり未経験で起業すると、事業が軌道に乗るまでに時間がかかるだけでなく、忍耐力や追加コストといった精神面も重要になることを心がけておきましょう。
未経験で起業するときの注意点:営業力・マーケティング力・人脈が必要
未経験で起業するときの注意点は、営業力やマーケティングの知識が必要になることです。
起業に必要な手続きや簿記などの分野は、専門家に任せられます。
しかし、自社の起動に関係するマーケティングや営業については、独自で知識を付けなくてはいけません。
そのため、ライバルとなる競業会社をリサーチする必要があります。
斬新なアイデアは未経験者の強みとはいえ、業界の流れを把握することも視野に入れて行動しましょう。
また起業には人脈も大切です。これまで繋がりのある人は、新しい事業でもサポートしてくれる可能性はあります。
その結果、ビジネスを成功しやすくなることも。出会った人との縁を大切にしながら、成功へと近づいていきましょう。
未経験でも起業しやすい業種の例
初期投資や人脈などに左右されずに起業できるのは、
- SNS運営および管理業
- オンラインにてコーチング
などです。それぞれ紹介しますね。
SNS運営および管理業
SNS運営および管理業とは、SNSを使って集客したりサービスを紹介したりすることです。
SNSの運営や管理は、外部に発注するケースが増えています。
とくに大手の企業では、自社で専属のスタッフを育てるのではなく、外注した方がコスパがいいです。
その結果、外注先を探す企業も少なくありません。
また業務の内容は、基本的にマニュアルが用意されていることが多いです。
そのため、必要な資格や経験などの指定はありません。
SNS運営および管理業は、未経験ジャンルの起業だけでなく、主婦や会社員の副業としても人気があります。
オンラインにてコーチング
会社や個人が掲げる目標をクリアするために、オンラインでコーチングをします。
たとえば、
- 新プランの作成
- 進捗確認・管理
- モチベーションの維持
などをサポートすることです。
未経験でも、コーチングの方法論を学ぶだけで起業できます。
またオンラインを活用することで、自宅からサポートが可能です。
手軽かつ自宅で起業できるため、これから注目される業種になることが予想されます。
未経験から起業するときの計画方法
未経験から起業するなら、事業の計画や方針をしっかりと立てておきましょう。
事業計画は、起業の段取りから1年後、3年後といった期間ごとにビジネスの立ち位置を計画します。
未経験からはじめる場合、
- 業種を決める
- リサーチして商品制作をする
- 集客や営業の作戦を立てる
といった順に計画をしてみましょう。それぞれ紹介しますね。
業種を決める
まずはどんな業種で起業するかを決めてください。
何のために起業するのかまで明確になると、業種を選ぎやすいです。
たとえば、利益をたくさん得たい場合。利益率や単価が高いものを選ぶ必要があります。
起業の理由は、「人の役に立ちたい」や「憧れていた」などでも構いません。
理由と釣り合う業種を選ぶと、ビジネスを成功しやすくすることが可能です。
リサーチして商品開発をする
起業する業種を決めたら、市場の規模やニーズをしっかりリサーチしましょう。
市場をチェックすることで、利益を得やすくすることが可能です。
業界ごとの取引額は、経済産業省が発表しています。
またWebサイトでも情報を確認チェックしてみましょう。
これらを参考に、どんな商品が必要なのかを洗い出して商品開発を進めてください。
集客や営業の作戦を立てる
商品が決まったら、集客や営業の作戦を立てましょう。
集客や営業の方法など、具体的な戦略を固めることで、起業後の経営をシミュレーションできます。
たとえば、
- 集客するための広告コスト
- アフターサポートの有無
- おおまかな利益を試算
などが可能です。
あらゆるシミュレーションをすることで、起業してからのストーリーを想像しやすくなります。
未経験で起業するならまずは何をするかを考える
未経験で起業するなら、まずは何をするかを考えましょう。
考え方を誤ると、結果が出るまでに時間がかかります。
とくに、
- 「成功」よりも「失敗しない」を考える
- 数をこなすビジネスを選ぶ
- 伸びしろのあるビジネスを選ぶ
ことを意識してくださいね。それぞれ詳しく説明します。
「成功」よりも「失敗しない」を考える
「成功」よりも「失敗しない」を考えた起業をしましょう。
起業するなら「成功したい」と考えるのは一般的ですよね。
しかしながら、必ず成功する事業は存在しません。
そのため、「失敗しない」ものを選んでください。
たとえば、
- 初期投資のコストがかからない
- 成功した実績がある事業
などはおすすめです。
初期投資が多いと失敗したときのリスクが大きいですし、カバーするのに時間がかかります。
さらに、失ったお金をすべて取り戻すのはむずかしいです。
新しいビジネスモデルは、先が見えない未知の世界。上手くいくかすらわかりません。
まずは他人が成果をだしたビジネスモデルを参考にして、確実に前に進めるものを選びましょう。
数をこなすビジネスを選ぶ
数をこなすビジネスを考えましょう。
思考を凝らす事業より手を動かすものの方が、収入面の心配はいりません。
たとえば、転売やせどりといったやれば利益がでるものは、手を動かすことが大切です。
数をこなして知識を増やしながらPDCAを回すことは、起業を成功する近道といえます。
伸びしろのあるビジネスを選ぶ
選んだビジネスモデルの伸びしろがあるのかをチェックしましょう。
組織化や仕組み化できるビジネスは、伸びしろがあるといえます。
たとえば、会社には組織や仕組みがありますよね。
社員が働き仕事をこなすことで利益を得ることが可能です。
社長だけでは会社は成り立ちませんし、利益も上がりにくいです。
社長だけでなく社員が組織として働くことで、利益が増えやすい状態を作ることができます。
人が限られると収益にも限界がくるので、組織化や仕組み化をして利益を伸ばしましょう。
未経験でも起業は可能!まずはどんな業種にするかを考えよう
今回の記事では、未経験の分野での起業を目指すメリットやデメリット、おすすめの業種について解説しました。
未経験で起業するメリットは柔軟な発想ができること、デメリットは情報集めと知識習得に時間がかかることでしたね。
未経験で起業するときの注意点は、営業力・マーケティング力・人脈が必要になる点です。
未経験から起業をはじめるなら、
- 業種を決める
- リサーチして商品制作をする
- 集客や営業の作戦を立てる
といった順に計画しましょう。
未経験の事業で起業するのは、不安がたくさんありますよね。
とはいえ、未経験だからこそ新たな目線で物事をチェックすることが可能です。
起業に対する不安はありますが、成功を目指してがんばりましょう!