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コーチングビジネスに興味があるけど稼げるか不安だったり、始めたけどなかなか成果が出ないという方に向けて、
今回はコーチングの実践的な活用方法や、そのステップについてご説明していきます。
この基本的なステップを押さえて実践していくことで、あなたもきっとコーチングビジネスで成果が出るようになります。
まずはステップの前に、コーチングビジネスについて掘り下げて、その起源から解説していきます。
コーチングビジネスについてより深く知ることが最終的に稼ぐために
重要になってくるのでコーチングビジネス自体を深く知っていくことから初めていきましょう。
コーチングの起源
まず1500年代に「コーチ」という言葉が誕生した言われています。
コーチという言葉は当時は「大切な人をその人が望む場所まで運ぶ」ことを目的としていた「馬車」と言わています。
これが現在は「人を目標に向けてサポートする」という意味合いに移り変わり、現在は「指導する」という意味合いで使われています。
まず歴史的な背景から見ていきましょう。
1500年代というと日本では戦国時代から安土桃山時代にかけての時期で、織田信長や豊臣秀吉といった武将が活躍していた時代です。
貿易によって鉄砲やキリスト教が伝わった話は歴史の授業でも扱われるほどに有名ですね。
さらに武力による争いが絶えず、それらの武将をトップとした「組織」が確立され、戦が頻繁に起こりました。
世界では貿易が盛んになり、それに伴い「お金」が必要になりヨーロッパ各国はアメリカに進出し、
お金の元になった銀を採掘していました。
また東インド会社が設立され、ヨーロッパの人々を中心とするピラミッド型の中央集権的な社会が築かれ始め
「組織化」が進みはじめた時代でもあります。
一見このような社会背景はコーチングに関係性がないように思われるかもしれませんが、
コーチングに対して何を意味しているでしょうか?
組織にはマネジメントが需要と言われていますね。そのマネジメントにコーチングは欠かせないスキルなのです。
当時の日本やヨーロッパ各国が組織化され発展していった背景にはコーチングの存在があったのです。
コーチングビジネスとは
コーチングの起源がわかったところで次は、コーチングについてご説明していきます。先ほど挙げたように、
当時から組織ではコーチングが使われていました。しかし現在も企業や学校などの教育の場でも幅広く活用されています。
そのためコーチングスキルを企業でのマネジメントに活用するビジネスパーソンはもちろん、教育関連、医療関連、士業、専門職など、
分野を問わず様々な人が学び、コーチングは様々な領域で活用されるようになってきています。
そしてコーチングはビジネスや教育の場において、周囲の人々への影響力を向上させると共に、
対人サポートや人材育成を効果的に行うスキルです。
具体的には、コーチングの活用が人々の問題解決や目標達成に寄与します。
また現在は個人事業としてコーチングスキルを活かしビジネスを行う人々も増えてきています。
これはインターネットが普及しオンライン上でコーチングが行えるようになってきたからです。
もちろん本業として行いうこともオススメですが、オンライン上で行えるようになってきているので、
コーチングは会社員や専業主婦など副業的な在宅ワークとしてもオススメです。
コーチングとは
コーチングの具体的な活用方法を学ぶ前に、コーチングの全体像から見ていきましょう。コーチングの目標は、コーチングの起源でもお話しした通り「人を目標に向けてサポートする」ということです。
人々は様々な問題や悩みを抱えていきています。つまり仕事、ビジネス、家庭、人間関係など現状に何かしらの不安を抱えているのです。
あなたはどうでしょうか?コーチングはこの悩みや問題、不安といった満足のいっていない現状を自身の目標とするゴールへ導くことです。ゴールというのはその人が望む結果のことです。
現状と望む結果にはギャップがありますね。その人にとって必要なサポートを行い、ギャップを埋めることがコーチングです。
コーチングの大まかな流れ
ここからは実際のコーチングの流れを見ていきましょう。基本的にコーチングは4つのステップから成り立っています。
1つ目がクライアントの現状の確認。
2つ目がクライアントのゴール(望む結果)の明確化。
3つ目がゴールへ向かうための弊害や課題の明確化。
4つ目が実際のプランニング。
大きく分けるとコーチングのステップはこの4つになります。他にもコーチングを行う際の流れはありますが、この流れがベースになっています。
コーチング4つのステップ
ステップ1-1 現状の確認
仕事でも人間関係でもまずは相手(クライアント)のことをよく知らない状況では、良い仕事や良い関係性は構築できません。
また先ほど挙げた組織の例でも自身の所属する企業においても現状を確認することは重要ですよね。
それはコーチングビジネスでも同様です。
そのためステップ1はクライアントの現状を明確に知るところからがスタートです。
これによってクライアントの現状や悩み、問題、不安が浮き彫りになります。
例えば「望む結果はなんなのか」「ゴールはどこにあるのか」「現在の課題はなんなのか」ということが見えてきます。
この知る作業を通すことでクライアントは自身の感情や思考が明確化されると共に、
メンター(あなた)にとってはクライアントに対し充足感を与えることのできるポイントが整理されていくことになります。
さらに安心感や不安の解消に繋がります。
この安心感がメンターへの信頼関係を築き、その後のコミュニケーションが活性化されることになります。
つまり相手にとって意義のあるコーチングを行うには現状を共に明確にし信頼性を得ることが重要です。
言い換えると稼ぐコーチングにつながるということです。
ステップ1-2 現状に対する弊害
クライアントの現状を確認したら次はクライアントの現状に対する弊害を明確化していきます。クライアントが望む結果になっていないということはそれに対して何かしら弊害があるはずです。
このステップではその弊害について掘り下げていきます。弊害とはクライアントの仕事や人間関係にとって邪魔になっているものです。
例えばクライアントが身を置いている企業や家庭環境のような外的な環境はもちろん、
クライアント自身のスキルや思考、価値観など心理的なものまで様々な要因が関係しています。
この要因を明確にすることでメンターが何をサポートすべきなのか。
クライアントはどのような言動を行えば満足のいく結果になるのかが見えてきます。
しかしこれはクライアントが気づいていない弊害があることも多いです。クライアント自身では発見できなかったこの弊害をメンターの視点で発見し気づき与えることもコーチングビジネスにおけるメンターの役割です。
あなたも上司や友人、家族の新たな視点で助言をしてもらったことで自身の課題が明確になった経験があるのではないでしょうか。
ステップ2-1 ゴールの明確化
クライアントの現状やその弊害が確認できたら、次はクライアントが望むゴールを明確化していきます。
ここがしっかりと定まっていないとクライアントは何処へ向かえば良いのか。メンターは何をサポートすれば良いのかがわかりません。つまり効果的なコーチングはできません。そのためクライアントのゴール明確に聞き出しましょう。
ゴールを明確にするほど脳のある細胞が活性化するという化学的な根拠も実証されています。
ゴールを顕在化することによって、現状と比較分析が可能になるので課題が明確になります。
またクライアントにとってもメンターにとってもゴールが明確であるほど原動力にもなります。
ステップ2-2 ゴールの理論付け
ゴールが明確化されたら、なぜそのゴールに達したいのかを明確にしていきます。
これによってゴールに達することで得たい欲求がわかってきます。
つまりクライアントがそのゴールに達することで味わうことのできる感情です。例えば「幸福感や自信、安心」などです。
これが明確化されることによってクライアントの価値観や欲求を理解することにつながるので、
目標達成や問題解決に役立つことになります。
その価値観が浮き彫りになることでクライアントの言動に主体性が現れ、
パフォーマンスの向上効果に繋がります。
またそれにより優先順位がつくようになるにでそれを元にコーチングする際の指標になります。
もちろんクライアントの価値観はそれぞれなので、それによって現れてくるマイナス要因も気をつけておかなくてはなりません。
ステップ3-1 ゴールに達する際の弊害を明確化
ステップ1と2で現状とゴールが明確になったら、
再度ゴールに達する際に起こりうる可能性のある弊害を明確にしていきます。
その弊害をどのように乗り越えていくのかを明確にしていくことで、
実際のプランニンングの際に効果的なコーチングが可能になっていきます。
例えばゴールに向かうために妨げになっていることは何か。ということです。
その弊害によってどのような影響を受けてしまうかを確認しておきましょう。
ステップ3−2 必要な言動を明確にする(目標達成のための戦術)
弊害が明確になったら今度は、クライアントがそのゴールに達する際に何が必要なのかを明確にしていきます。
例えばクライアントがすでに持っているスキルや今後ゴールに達する際に必要になってくるスキルです。
スキルのみならず思考や価値観も重要になってきます。メンターはクライアントのすでに持っているスキルや価値観など
ポジティブな要因は自信を持つようにサポートし、
また補う必要なことに関してはそれを促して会得する機会を設けるようにサポートしていきます。
ステップ4-1 実行する際のプランニング
そしてクライアントの現状やゴール、そしてそれに必要な言動がわかったら実際にクライアントが実行する際の計画を作成していきます。
これにはゴールに達する際の期限はいつまでなのか。どのようなステップでゴールに向かっていくのか。新しいスキルをどのように身につけていくのか。などです。
そしてこれに対して批評しクライアントと考えていくことで、そのプランのリアリティを確認していきます。これによってそのプランの精度が高まり、本当の意味でのクライアントにとって意義のあるコーチングにつながってきます。
ステップ4−2 フィードバック
実際にクライアントが行動したら、次はフィードバックです。実際に行ってみた際の進歩やゴールに到達したかなどクライアントとミーティングを行います。
これによって次にクライアントが起こすべき言動が定まっていきます。ここでもクライアントの現状を明確に把握することが重要で、それによってこのフィードバックがゴールへの達成に効果的になります。
フィードバックには行動是正と行動強化があります。前者は、ネガティブな要因を改めクライアントの言動をポジティブな要因へ転換させるものです。後者はクライアントの良かった点を挙げてさらにその点を伸ばして強化していくことです。
つまりネガティブ要因はポジティブ要因にし、ポジティブ要因はさらに鍛えていくということです。このバランスがうまく撮れることでゴールへの達成度がよりスムーズなものになってきます。
まとめ
コーチングは人々の問題や悩みを解決する際に非常に役に立つツールです。
また上記で解説したように4つのステップに沿ってコーチングを行うことで、
クライアントにとって効果的なコーチングになります。
皆さんがコーチングを学ぶことによって仕事やビジネスに良い結果を出すことができれば幸いです。
それでは本日も
最後までお読みくださりありがとうございます。
コーチングビジネスがあなたにとって有益なものとなれば幸いです。