「在宅ワーク」という言葉が流行りだしたことで、家でも仕事ができる環境であることが認められつつありますね。
ただ、会社での業務が自宅でできる人じゃないと在宅ワークは無理だと感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし、初心者でも自宅でできる仕事はたくさんあることをご存知でしょうか?
そこで今回の記事では、初心者でも在宅ワークができる仕事について詳しく解説します。さらに、内職との違いや在宅ワークのメリットについても合わせて解説!
これから在宅ワークに取り組むことを検討している方は、ぜひご一読を。
まずは在宅ワークと内職の違いを理解しよう
そもそも在宅ワークと内職には、形態と業務内容に違いがあります。
在宅ワークと聞くと、家でできる仕事を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。これは間違いではありません。
ですが、在宅ワークは「パソコンを使った業務委託」。副業や正規の雇用をされていない状態で、企業から業務を受けるのです。
上司や部下といった存在はなく、依頼者と請負人として対等な立場で取引や業務を行います。業務の自由度が高い反面、責任の重さが伴うと言えるでしょう。
一方、内職は「労働者として手作業での業務を行う」といった表現になります。業者から送られる商品に対し、処理を行い納品して報酬をもらいます。
自宅で作業する点は同様ですが、インターネットを使わない業務がほとんどで、アルバイトやパートに分類される働き方と言えるでしょう。
このように、自宅で働くことに変わりはないものの、業務内容や形態には違った点があることを覚えておきましょう。
また対等な立場で取引しながらPC業務を行えるなら「在宅ワーク」、安定した収入を求めるなら処理した分の報酬を得られる「内職」がおすすめです。
在宅ワーク初心者でも簡単に始められる業務
在宅ワークにはたくさんの仕事がありますが、初心者が簡単に始められる業務は、
- シール貼り
- データ・テキスト入力
- アンケート・ポイントサイト
- Webライティング
- 翻訳
- Webデザイン・制作
といったものが挙げられます。1つずつ紹介しますね。
シール貼り
シール貼りは、商品に値札やバーコードを貼るといった仕事です。内職の定番とも言える仕事の1つでしょう。
1つの業務における単価は低いですが、パソコンを使う必要がないので、誰でも始められる仕事でもあります。
自宅には商品を置くスペースが必要となるものの、隙間時間でも進めることができるのでスケジュール管理がしやすいです。
パソコンを使わずに少しずつでも作業時間を確保できれば、月々1〜3万ほどの収入が期待できます。
データ・テキスト入力
データ・テキスト入力は、録音データから文字を起こしたりファイルのデータをエクセルに入力したりする仕事です。
これらは、すでに元のデータが完成している状態で、ファイルを受け取れるパソコンさえあれば誰でも始められます。
ただファイル保持の機密性が求められるため、セキュリティソフトの導入が必須になることも。またデータを正確に入力するといった納品物の高いクオリティが必要です。
そのため、細かいデータを1つずつ確認できる忍耐力が求められることを覚えておきましょう。
アンケート・ポイントサイト
アンケート・ポイントサイトは、条件を満たすことで報酬を受け取る仕事です。
アンケートに答えたり、アプリをダウンロードしたり、サンプル品の資料請求をしたりなどをすることで、条件に応じたポイントが貰えます。
こうして貯めたポイントは、お金やギフト券に還元することが可能です。
アンケート内容やポイント付与の条件はハードルが低いため、簡単に始められる仕事の1つと言えるでしょう。
またパソコンがなくてもスマートフォンから作業が可能なので、自宅だけでなく移動中の隙間時間やカフェで休憩中でも報酬を受け取れます。
ただし1件あたりの報酬額は高いとは言えないため、月に1〜3万円くらいのお小遣い感覚での活用するのがおすすめです。
ポイント付与の日数が長かったり条件が厳しかったりするものであれば、単価が上がりやすくなります。
Webライティング
Webライティングとは、Webに公開される記事を書く仕事です。
たとえば、企業が運営するサイトやメディア、広告などの文章を考えます。
Webライターは、基本的に指定されたテーマやキーワードにそって執筆をします。
そこにはタイピング能力や正しい日本語の使い方、情報を収集する能力が求められるでしょう。
執筆ジャンルは幅広いため、興味がある分野を担当すればストレスを感じずに続けやすい仕事です。
翻訳
英語から日本語に略す、またはその逆を行う仕事です。翻訳できる外国語が多いほど、幅広く活躍できます。
翻訳はスキルを磨けば、通訳や海外向けの資料作成ができますし、ジャンルによっては一次情報を読み解くスキルとして重宝されるケースも少なくありません。
翻訳を在宅ワークで行う場合、個人差があるものの一般企業と同等に報酬をもられるでしょう。
Webデザイン・制作
Webデザイン・制作は、HPやブログ・サイトなどのデザインを考え作り上げる仕事です。
サイト内に設置するロゴやボタンのデザインやサイズ、そして設置場所を決めます。
それらを基に、HTML/CSS、JavaScript、PHPといったスキルを駆使してHPやサイトを作り上げるのです。
デザインのセンスは、実例から基本や法則を学べば磨けますし、プログラミングの知識は実務で磨けます。
そのためWebデザイン・制作は、経験を積むほど担当できる範囲は広くなるでしょう。
そうすることで報酬額が上がりやすいですし、周りとの差別化が図りやすくなります。
また、デザインを作る際に使う「Illustrator」や「Photoshop」といった編集ソフトを扱えると、よりクオリティの高い商品を作ることが可能です。
在宅ワークをするメリット
在宅ワークをするメリットには、
- 自分で働く場所と時間を決められる
- 副業で試せる
- 職種によっては高収入が狙える
といったことが挙げられます。それぞれ解説します。
自分で働く場所と時間を決められる
在宅ワークでは、働く時間に制約は基本的になく、時間で報酬額が変わるわけではありません。
在宅ワークにおける報酬は、成果物に対して支払われるため、パソコンとインターネット環境があればどこで仕事をしていても大丈夫なのです。
また働く時間も制限されてないため、好きなように1日のスケジュールを決められます。
さらに、仕事を選べるので自由度が高い点においては在宅ワークのメリットと言えるでしょう。
副業で試せる
在宅ワークができる業務は、基本的に副業として試せるものが多いです。
これから事業を始める場合でも、副業としてチャレンジできます。
仮に事業がうまくいかなかったり合わなかったりしても、途中で方針を変えることができるのです。また、事業が軌道に乗れば資金や設備投資も必要ありません。
副業ですので納期があるものの働く時間に決まりはないため、本業が終わった後や休日など時間を調整すれば無理なく続けることができますよ。
職種によっては高収入が狙える
在宅ワークでは、高収入が狙える業種があります。
たとえば、「Webデザイン」「プログラミング」といった専門知識やスキルが必要になる業種は高収入につながりやすいです。
ただ、これらのスキルと合わせて継続的に仕事を受注できるような営業、つまりコミュニケーション能力も必要になります。
在宅ワークは持ち合わせるスキルによって収入が変化しやすいでの、さまざまな知識を知っておくと有利に進めることが可能です。
起業を見据えた在宅ワークなら必要となるスキルを洗い出す
今回の記事では、在宅ワーク初心者でも簡単にできる仕事についてご紹介しました。
在宅ワークは内職と勘違いされる方が多いですが、実際には業務内容や雇用形態に違いがあります。これらをしっかり見分けて、理想的な在宅ワークを目指しましょう。
また、これから在宅ワークでの起業を見据えいるのであれば、必要となるスキルを洗い出して副業としてさまざな業務にチャレンジしてみることをおすすめします。