新型コロナウイルスの影響で、「在宅ワーク」という言葉が流行り始めましたね。
満員電車や出勤時間を気にせず、自宅で仕事ができる在宅ワークなら、隙間時間に家事や育児に時間を割くことができます。
場合によっては、働く場所にとらわれない自由な働き方が可能です。
しかし、在宅ワークはスキルがないとできないのでは?と苦手意識を持っている方も少なくありません。
そこで今回の記事では、スキルなしの状態から在宅ワークをする方法について詳しく解説します。さらに、スキルがなくても在宅ワークができる職種を合わせて解説!
在宅ワークをしながら時間を有効的に使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークに必須なスキルはない
そもそも在宅ワークに必須なスキルといった定義はありません。
在宅ワークの仕事内容は多種多様で、スキルや経験の有無に関してはそこまで求められることはないでしょう。強いていえば、スキルを持っていれば仕事をとりやすくなるということでしょうか。
たとえばデータ入力や文字起こし、自分のサービスを提供するなど、自宅でできる仕事内容であえば、どんなことでも在宅ワーグが可能となるのです。
ほかにも、プログラミングやWebデザインの考案など、専門のスキルが求められる仕事がある場合も考えられます。
では、これから在宅ワークを始めるのであれば、どんなスキルがあると有利になるのでしょうか?
在宅ワークに使えるスキル
在宅ワークに使えるスキルには「基本スキル」または「専門スキル」といった2つに分類できます。
基本スキルはどんな業種にも応用でき、持っているだけで仕事の依頼を受けやすくすることが可能です。スキルの習得は期間が短くてもできるので、いまから在宅ワークを目指す方でも大丈夫。
また専門スキルは、身につけるには時間がかかるものが多いです。しかし一度身につけば周りとの差別化が図れますし、転職時にも有利になります。
まずはそれぞれどんなスキルなのかチェックしてみましょう。
在宅ワークにおける基本スキル
基本スキルには、
- PCスキル
- コミュニケーション能力
- ビジネスマナー
- タスク管理能力
などが挙げられます。1つずつ解説しますね。
PCスキル
PCスキルとは、タイピングやメール送信、資料作成などといったPCを使う基本的な業務に関係するスキルのことです。
近年、パソコンだけでなくスマートフォン・タブレットなどのデバイスは、仕事に用いられるケースが少なくありません。そのため、どの機器でも問題なく操作できるスキルが必要となるのです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力とは、画面越しやテキストでも問題なくコミュニケーションをとる能力が求められます。
在宅ワークでは、相手とのコンタクトはWebツールを使って行うのが一般的です。
画面越しで話をすることになりますし、直接話しているときのように独特の空気感を察知しにくくなります。
その結果、ミスが発生したり遅延が発生してしまったりしては、あなたの信頼がなくなる原因にもなるでしょう。
円滑に業務を進めるためにも、ある程度のコミュニケーション能力が求められるケースがあることを覚えておいてください。
ビジネスマナー
社会人としてのビジネスマナーが求められることがあります。
在宅ワークはお互いの顔が見えないため、最低限のビジネスマナーを抑えておくことで信頼性アップに繋がるのです。
信頼を得られれば、新規の仕事に繋がる可能性も考えられます。レスポンスの早さを意識したり適切な対応をしたりすることを心掛けましょう。
タスク管理能力
業務のタスク管理能力は、在宅ワークではとても重要になります。
業務スケジュールや納期、作業ペースなどをしっかり管理できると信頼を得やすくなるのです。
他にも、請求書などのお金の管理ができることも望ましいと言えます。
在宅ワークでは、誘惑の多い自宅での作業がメインです。
すると、「本を読んでから仕事をしよう」「やる気がでないかあとでやろう」と、仕事を先延ばしにしてスケジュールがどんどん狂ってしまうケースも少なくありません。
しっかりとタスクを管理して、効率的に業務を進められるよう取り組む姿勢が大切です。
続いては、専門的なスキルが必要となるものをご紹介しますね。
在宅ワークにおける専門スキル
専門スキルでは、ごく一部ですが
- Webライティングスキル
- SEOスキル
- プログラミングスキル
- Webデザインスキル
といったスキルが挙げられますね。それぞれ紹介します。
Webライティングスキル
Webライティングとは、Webに公開される記事を書くスキルです。具体的には、企業のオウンドメディアや広告などの文章を考えます。
Webライターは、基本的に指定のテーマにそって執筆をします。
タイピング能力や正しい日本語の使い方、情報収集スキルなどが求められるでしょう。また、自分の経験を記事にして提供する人も存在します。
執筆ジャンルは、恋愛や芸能、金融関係など幅広いため、興味がある分野であればストレスを感じずにライティングできます。
Webライティングのスキルは、適切な日本語でわかりやすい文章を作る能力さえあれば、チャレンジして身につけやすいスキルと言えますね。
SEOスキル
SEOスキルとは、Web検索結果で上位に表示させるための施策を考えるスキルです。
SEOは、Search Engine Optimizationの略で、Webライティングとセットで求められることがほとんどでしょう。
執筆した記事をできるだけ多くのユーザーに読んでもらえるよう、検索エンジンの仕組みを理解して工夫をします。
しかし、検索エンジンは定期的にアップデートが行われるため、常に細心の情報を収集する必要があることを覚えておきましょう。
プログラミングスキル
プログラミングのスキルは、システムを開発したりサイトを構築したりするために求められます。動作テストや保守を続けて、適時改善を依頼されることが多いです。
プログラミングのスキルは専門性がとても高く、単価が高い業務がたくさんあります。
また1件の業務で、1〜2ヶ月ほどの作業期間が与えられることも。すでにエンジニアやプログラマーとしての経験があるのであれば、独立するケースも少なくありません。
Webデザインスキル
Webデザインスキルは、HPやブログ・サイトなどのデザインを作るスキルです。
サイト内に設置するロゴやボタンのデザインやサイズ、そして設置場所を決めます。
デザインと聞くとセンスが必要なのでは?と感じる方がたくさんいます。
実はデザインスキルは、実例から基本や法則を学ぶことで磨けるスキルです。
始めようと思えば、どなたでも習得できるスキルになります。
デザインソフトの知識
デザインソフトの知識は、デザインを作る際に使う「Illustrator」や「Photoshop」といった編集ソフトを扱うスキル。そのため、在宅ワークに最適です。
Webサイトを構築する技術を習得するのはハードルが高いですが、編集ソフトのスキルなら使い方さえマスターすれば大丈夫。
初めての方でも、要領さえ掴めばすぐに使えるようになります。
翻訳
外国語を翻訳できるスキルがあると、幅広く活躍できます。
話せれば通訳や海外向けの資料作成ができますし、ジャンルによっては一次情報を読み解くスキルとして重宝されるケースも少なくありません。
初心者でも在宅ワークを始めやすい仕事は「Webライティング」
初心者でも在宅ワークを始めやすい仕事は「Webライティング」です。
もちろん、人それぞれ向き不向きがあります。ただ、これから在宅ワークを始めるにあたり、どなたでも手を付けやすい仕事として挙げられるのが「Webライティング」ということです。
Webライティングでは、PCさえあれば始められますし、いまではスマホだけで完結する業務なのです。
さらに1つのジャンルに特化することで、報酬額が上がりやすくなります。そのため、途中で挫折しにくい業種と言えるでしょう。
とはいえ、始めのうちは副業として取り組み、仕事として合っているかを見極める期間を作ってみることをおすすめします。
もしWebライティングが合わないと感じたら?
途中でWebライティングが合わないなと感じるようであれば、デザインソフトの業務を並行しながら進めてみてください。
Webライティングの場合、情報を集めたり自分の経験から文章を考え、ユーザーが欲しい情報を余すことなく伝えるように記事を書きます。
一方、デザインソフトの業務はWebライティングと違い、ソフトを使って0から作品を作り上げます。自分の裁量でゴールを決められますし、こだわりたい部分があれば自分らしさを表現することが可能です。
つまり、Webライティングでは「相手に寄り添う思考で業務を進める」、デザインソフトの業務では「自分が思い描く思考で業務を進める」ということになります。
業務を進めるにあたり、思考が変わることで感じるやりがいも異なるため、いずれも向き不向きが存在するのです。
せっかくなら自分が「楽しい」と感じられる業務をした方が長続きしますし、結果が出やすいのも事実です。
これらを見極めて、自分がやりたい業務を選ぶよう心掛けましょう。
在宅での仕事を見つける方法
在宅ワークは、知り合いからの紹介や依頼によって業務を請け負うケースがほとんど。
しかし在宅ワーク未経験だと、どのように仕事を取ればいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。
しかし「クラウドソーシング」を使えば、仕事を依頼したい企業はたくさんいるのです。
たとえば、「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービス、いわゆる外注仲介業者に登録すれば、仕事はたくさんあります。
これらのサービスを上手く活用して仕事を受け、業務を継続してもらうことで安定した収入に近づけることが可能です。
在宅ワークは実践でスキルを付けると効率的
今回の記事では、特別なスキルがなくても在宅での業務を始めやすい業種についてご紹介しました。
在宅ワークは、特別なスキルを持っていなくとも始められます。ただしスキルがないと業務の幅が広がらず、安定した収入が得にくいのも事実です。
まずは現状でも始められる仕事がないか洗い出し、その延長線上にある業務を見据え、実践を通してスキルを磨けるものを見つけてみてください。
もしこれから新しい事業を始めようと考えているものの、悩んでいる方はこちらからご相談ください。
あなたにピッタリの業務を一緒に考えていきましょう。