サバンナ思考は成功への近道!一流シェフの驚くべき行動から学ぶ成功法とは?

サバンナ思考は成功への近道!一流シェフの驚くべき行動から学ぶ成功法とは?

サバンナ思考とは「危機感を持ち、1つでも多くのことに気づき、行動する」ということです。サバンナ思考を考案した村山太一さんがオーナーシェフを務めるイタリア料理店「ラッセ」は、ミシュラン1ツ星を9年連続で獲得。しかし、ミシュランを取得後に村山氏はサイゼリヤでアルバイトを始めます。ミシュランの称号を持つスーパーシェフが、社会人バイトをする理由は一体どこにあるのでしょうか。

今回は村山氏の著書である「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトをするのか?偏差値37のバカが見つけた必勝法」をもとに、人が秒速で成長するための方法について紹介します。

サバンナ思考とマヨネーズ理論を徹底することが大切

2020年、コロナ危機により、世界中の飲食店が自粛や時短に追い込まれ苦境に陥りました。しかし、村山氏のイタリア料理店は、最も苦しいとされた2020年3月から5月の間も営業で常に黒字を出し「飲食店の奇跡」と言われました。

飲食店の奇跡と呼ばれる根底には「サバンナ思考」と「マヨネーズ理論」を徹底的に実践した点にあります。まずは、サバンナ思考とマヨネーズ理論について紹介します。

サバンナ思考とは危機感×気づき×即行動

サバンナ思考では、弱い動物が強い動物から身を守るために、常に危機感を持ち続ける「サバンナ」にいる動物に自分を例えます。危機感を忘れずに、1つでも多くのことに気づき行動に移すことがサバンナ思考の考え方です。

サバンナ思考はマイナス思考から成り立ちます。強烈な危機感をもち、些細なことにも気づいて実践することで、小さな成功体験を増やしていく。この思考サイクルを高速化させて軌道に乗せることで、物事はさらに上手くいきます。

また、サバンナ思考での最大の敵は思考停止して現状に満足し変化が無くなること。この状態を「ウエイト&ストップ思考」と呼びます。ウエイト&ストップ思考を避けるために、常に自分に対して「本当にこの状態でいいのか?」と問いただすことが大切です。

サバンナ思考とマヨネーズ理論を同時におこなう

マヨネーズ理論とは「一流の人を徹底的にパクる」という理論。村山氏の著書では 「生き残るためには危機感を持ち、多くのことに気づいてすぐに実行に移すサバンナ思考を使わないといけないし、一流になるためには一流の人を徹底的にパクる『マヨネーズ理論』を取り入れなければならない」と述べます。

マヨネーズ理論の実践により、物事を正しく理解する上に早く習得できるため、急速な成長が見込めます。人が成功をする上で、サバンナ思考と一流の真似をおこなうマヨネーズ理論は大切な思考です。

サバンナ思考で学んだ社員の幸せと生産性

村山氏は、会社の経営状況に対し強烈な危機感を感じていました。ミシュラン1ツ星を獲得しながらも、ラッセは長時間労働で人間関係も悪い上に経営もギリギリの状態。「人を幸せにする仕組み」の学びの場として、村山氏は40才にしてサイゼリヤで社会人バイトを始めます。

村山氏は社会人がアルバイトをおこなうメリットをうまく活用し、さまざまなことに取り組みました。

サバンナ思考で一流を真似ることが成功の近道

村山氏が社会人バイトを始めた1つの理由に「下っ端になって働ける点」があります。社会的地位が上がると、自分が物事を教えてもらう状況は極端に減ってしまいます。

下っ端で働くためには今までの物事への考え方を1度ゼロにして、考え方を1から作り直すことが大切。固定観念こそ大きな敵であり、プロの言動や実際に実績を残している人の近くで徹底的に真似ることが1番の近道です。

サイゼリヤの基本理念は、「人のため 正しく 仲良く」というもの。村山氏の信念は「人を幸せにする」ことであるため、サイゼリヤでのアルバイトは学びの近道でした。

スタッフが幸せを感じながら仕事をおこなうために、金銭的余裕ももちろんですが、精神的余裕も忘れてはいけません。精神的余裕を持つためには生産性を上げ仕事の効率化を図ることが大切。村山氏はサイゼリヤでの学びを会社に取り入れたことで、人時生産性(従業員一人当たりの生産性)は、以前の3.5倍になり経営を大きく改善させました。

社会人バイトを成長に繋げる3つの鉄則

村山氏が、サイゼリヤでのバイトを成長に繋げた際の鉄則は3つです。

1.自分を消して歯車になれ

・バイト中は、星付きシェフという立場を取り払い、バイトの歯車に徹する。

・仕事中に何か気づきがある際は、自分の本業で徹することを意識する。

2.完全にマニュアルになれ

・サイゼリヤは同じ飲食店・営業の仕事であるため、基礎の基礎から仕事を教えてもらう事が可能。

・マニュアルと一体化するほどにバイトに没頭できる。

3.たくさん失敗しろ

・プライドを捨て、失敗を起こしても謙虚に受け止める。

・社会人の経験を積むほど叱る人は居なくなるため、初心に返り物事を見直す。

社会人バイトをする際にこの3つの思考を意識することで思考に変化がおきました。普段の自分の地位を取り除き、1から学ぶことで自分の誤っていた部分だけでなく新しい気づきにも巡り合えます。

サバンナ思考は新しく挑戦をする際にもおすすめ

社会人バイトは、時間も少ない社会人にはリスクも大きいです。しかし、村山氏は社員の幸せを考えた上で働きやすい環境を従業員に提供するために、社会人バイトに挑み、1から考え方を変えていったことで新しい発見に出会えました。

サバンナ思考とマヨネーズ理論は物事をさらに極めたり、新しく物事を挑戦する方におすすめの思考法です。ぜひ考え方の1つとして取り入れてみてくださいね。

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