もしかして人間関係リセット症候群?特徴と心が軽くなる対処法

もしかして人間関係リセット症候群?特徴と心が軽くなる対処法

人間関係リセット症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか。人間関係リセット症候群の意味や特徴を読めば、「私に当てはまる!」と思う方もいるかもしれません。現代社会では急激に増えているタイプなのです。また、自分が人間関係リセット症候群で後悔したことがある人、あるいは逆の立場で傷ついた人もいらっしゃると思います。今回は、それぞれの立場での対処法などもご紹介します。

人間関係リセット症候群の意味

「人間関係リセット症候群」とは、これまで築いてきた人間関係をキッパリ断ち切ってしまう、性格・心理のことです。このような人は、SNSや電話番号、メールアドレスなど、人との繋がりを突然すべて断ってしまうのです。病気ではないので治療の必要はありません。

現代は、FacebookやTwitterなど、他者と繋がりやすいサイトがたくさんあります。その結果、あまり広がってしまった関係を整理したくなるのかもしれません。むやみに広い人間関係は、ストレスとも言えるからです。近年人間関係リセット症候群の人は、増加傾向にあるといいます。

現代は、SNSなどで簡単に人間関係が作れる一方、つながりを断つことも簡単です。難しい人付き合いから逃げやすく、かつ、そのことが、日常生活には影響を及ぼさないことが多いのです。このような背景が、人間関係リセット症候群の人を増やしている理由かもしれません。

突然に、また一方的に、人間関係を断つ行為は、身勝手な人であると取られかねません。ですが、前述したとおり、現代は繋がりを持ちやすい時代です。SNSなどで、予想以上にコミュニティが広がってしまうこともあります。その結果、様々なトラブルも起きやすくなるといえます。

ですので、人間関係リセット症候群の人のように、自分から積極的に自分にとっての良い環境を作ろうとする意識は、新しい流れといえます。

人間関係係リセット症候群の特徴

人間関係リセット症候群の人は、突然下記のような行動を起こします。

・急にSNSをやめてしまう
・連絡先が変わっても人に教えない
・突然引っ越しをしたり、会社を辞めたりする

また、人間関係リセット症候群の人は、次のような特徴があると言われています。

・周囲によく気を使う人
・あまりに優しい人
・無理をしてまで、周りに合わせてしまう人
・完璧主義の人

いかがでしょうか。常に周囲に気を配り自分自身の気持ちを抑え込む人が、人間関係リセット症候群になりやすいといわれています。周りに合わせて無理をした結果、ある日突然がっくりと心が疲れてしまうのでしょう。ですが実はそればかりが理由ではありません。

人間関係リセット症候群になりやすい人は、実は心の芯に強い価値観を持っている人とも言われています。ある日突然人間関係を断ち切るという行為は、かなり思い切った行動といえます。ですから、それができる人は行動力があり、知人からの批判も覚悟しているような強い思いがある人です。

ですから人間関係リセット症候群になる人は、ただの優しい人ではありません。もちろんその人が行動を起こしてしまった結果が、どうなるかはわかりません。また相手を傷つけることもあるでしょう。ですがこのような人は、人間としていろんな面を持ち合わせており、興味深いタイプということもできます。

人間関係リセット症候群の人の対処法

人間関係リセット症候群のあなたの問題解決法

人間関係リセット症候群の解説を聞いて自分も当てはまると思ったあなた、人付き合いのリセットを繰り返すと自分が後悔する可能性もあります。ですから、人との付き合いがイヤになったときには一呼吸おいてみましょう。あなたのとった行動の結果、相手にトラウマを与えてしまうかもしれないのですから。

人間関係リセット症候群の方は、急激に極端な行動をとることを控えてみてはどうでしょうか。嫌いな人とは徐々に距離を置く、というような対処法をおすすめします。また、もしあなたが人の輪の中に入ることができないために、人とのつながりをリセットしてしまっているなら、少しアドバイスが必要かもしれません。

人の中にいるのが居心地が悪くて人間関係が苦痛になってしまう場合は、あなた自身の「自己評価の低さ」が、その原因です。このような人は、自分自身の価値をあまりにも低く見積もっているのです。自分に自信を持ち他人に対する劣等感を克服することが、あなたの人間関係リセット症候群を解決する方法です。

人間関係切りを体験したあなたへ

人間関係リセット症候群の人からの、「人間関係切り」に遭ってしまったあなた。急にそのようなことになり戸惑ったことでしょう。あなたにとってその人が大事な人であればあるほど、大きなショックを受けたと思います。しかしそのときは、相手の立場に立って考えてみましょう。

その人はそれまで表には出せなかったけれども、長い間何かの悩みを抱えていたかもしれないのです。表現は出来なかったけれども、何か思うところがあったに違いありません。そしてその人の強い悩み事は、あなたが原因であるとは限らないのです。以上のことを踏まえて良く考えた上で対処するべきでしょう。

人との関わりは急がずに

現代は、人間関係が簡単に広げられる反面、断ち切ることも容易な社会です。

ですがせっかく縁があった人との関係を簡単にリセットしてしまうのは、もったいないことともいえます。

相手を認めて本当に確かな人間関係を築くためにも、性急に答えを出すことは少し控えてみませんか。

もしかするとポジティブシンキングを心がけることで、リセットボタンを押したい衝動を抑えられるかもしれません。

コア・セッションに興味がある方はこちら

詳細はこちら