現在「シン・エヴァンゲリオン」が絶賛公開されていますよね。もう既に劇場で観た方も多いのではないでしょうか。
新世紀エヴァンゲリオンは、1995年から1996年に放送されていたテレビアニメです。監督・庵野秀明(あんのひであき)の天才的な才能によるストーリーや演出、魅力的なキャラクター達が人気を呼び、社会現象を巻き起こした作品としてその名を世に広めました。
今回は、新世紀エヴァンゲリオンから負けない心について学んでいきたいと思います。主人公・碇(いかり)シンジのような、負けない気持ちがビジネスでは必要とされます。
新世紀エヴァンゲリオンのストーリーを解説!
新世紀エヴァンゲリオンは、主人公・碇シンジが父・碇ゲンドウに呼び出され第3新東京市に到着するシーンから始まります。到着直後、シンジは使徒と呼ばれる正体不明の敵に遭遇しますが、シンジを迎えに来た葛城(かつらぎ)ミサトに救出されます。
シンジはミサト、そして父・ゲンドウの所属先である特務機関ネルフに赴き、そこでエヴァンゲリオン初号機に対峙することになるのです。ゲンドウはシンジに対し「エヴァに乗って戦え」と一言。
シンジは最初これを拒否します。しかし、シンジが拒否すれば代わりに重傷を負っている綾波レイが搭乗しなければなりません。シンジは迷いながらも責任感と義務感からエヴァンゲリオンに搭乗する決心をするのです。
こうして、シンジはレイやもう一人のパイロットである惣流(そうりゅう)・アスカ・ラングレー(新劇場版では「式波【しきなみ】・アスカ・ラングレー」)らと共に使徒との戦いに身を投じていくことになるのです。
新世紀エヴァンゲリオンから学ぶ負けない心
新世紀エヴァンゲリオンでは、数々の名シーン、名言が生まれています。登場人物の生き様、考え方から人生の生き方について深く考えさせられることでしょう。そこでここでは、新世紀エヴァンゲリオンから学ぶ、負けない心について見ていきましょう。
理不尽に立ち向かう心
エヴァンゲリオンでは、主人公・碇シンジに対して様々な理不尽が襲ってきます。強大な使徒との戦闘、大人からの圧力、身近な人の死など、立て続けに厳しい苦難に直面します。
もちろん、シンジは葛藤し時には逃げ出すこともありました。14歳の少年には荷が重すぎますし、自暴自棄になってしまうのも無理はありません。ですが、シンジは人類を守るためにエヴァに乗るのです。
どんなに辛くて苦しくてもエヴァに乗り戦い続けたシンジは立派であると言えます。人生では予想だにしない危機や絶望に直面し、転落することもあります。ですがそんな時こそ、シンジのように逃げない気持ちが大事になってくるのです。
周りへの配慮の大切さ
劇中でシンジは、ミサトの家に居候することになるのですが、家事や料理をこなすシーンが多く出てきます。多忙なミサトに代わり、少しでも負担を減らそうとするシンジの心遣いが見られる描写です。
他にも、学校で一人でいるレイに声を掛けたり、来日したてのアスカとコミュニケーションをとったりなど彼なりの思いやりを垣間見ることができます。やり方は不器用ですが、他者を思いやれる心は、彼のストロングポイントと言えるのではないでしょうか。
ビジネスの世界でも、シンジのように相手のためを思って行動する、対応をすることが不可欠ではないでしょうか?
大切なものを守ろうとする優しさ
シンジは作中でエヴァンゲリオンに乗り、いくつもの脅威を退けてきました。少年ながら、大切な人を守るため、恐怖を押し殺して懸命に戦います。
たとえば、自分の身を顧みずに戦おうとするレイのことを本気で心配し、涙したシーンは有名です。レイは本来、無感情なキャラクターでしたが、シンジの本気の優しさに心を開き徐々に人間らしさを獲得していくのです。
このように、シンジは大切な人のことを本気で心配し、親身になって付き添える優しさをもっています。私たちにも少なからず大切な人がいますよね。シンジの優しさを見習って、自分のものにできれば心を豊かにすることができますよ。
家族のため、そして仲間のため。ビジネスにおいても、大切な人を想う優しさが糧になり、仕事へのモチベーションも上がるはずです。
新世紀エヴァンゲリオンを観て自分の心を見つめなおそう
新世紀エヴァンゲリオンは、自分の心のあり方を見つめ直すいいきっかけになるかと思います。本編では、登場人物の内面が深く掘り下げられる描写が多いため、自分の心と照らし合わせて考えることができるからです。
自分の心を深く知れば、自分の弱さを知り、負けない心のあり方を学ぶことができます。是非、エヴァンゲリオンを観て負けない心を育ててみましょう!
また、新世紀エヴァンゲリオンには渚(なぎさ)カヲルや真希波(まきなみ)マリなど、今回の記事では紹介できなかったキャラクターも登場するので要チェックです!