女性が起業するなら融資?補助金や助成金をもらう条件について解説!

起業しようか悩んでいませんか?近年、女性の起業家は増加している傾向にあります。

とはいえ、女性の起業は「お金がかかる」「失敗したらどうしよう」など、不安に感じることも少なくありません。

ときには「自己資金が無いから起業はムリ!」と諦めてしまう人もいます。

 

実は、女性が起業する際にお金を受け取ったり借りたりできる制度があることをご存知ですか?

そこで今回の記事では、女性が起業するときに受け取れるお金についてご紹介します。

起業してお金をもらうと、開業の費用にできますし将来に対する不安も軽減しますよね。

これから起業を考えているなら、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも「助成金」「補助金」「融資」の違いは?

「助成金」「補助金」「融資」の違いは、以下のとおりです。

返済 主な出資所 条件
融資 あり 銀行 返済が見込める
補助金 なし 国・公共団体 審査を通過する
助成金 なし 国・公共団体 要件を満たす

それぞれ詳しく説明しますね。

融資:銀行からお金を借りる

融資は、銀行からお金を借りることです。

融資を受け取る条件は、銀行が返済を見込めると判断した場合のみ。

また受けとった金額は返済が必要です。要するに、借金と同じ扱いとなります。

そのため、お金を返す見込みが無ければお金を受け取ることができません。

助成金:原則誰でも受け取れる

助成金は、原則誰でも受け取ることができます。

助成金を受け取る条件は、国や公共団体が提示する条件を満たすこと。

受けとったお金は、返済する必要がありません

補助金:事業の活性化が明確な場合に受け取れる

補助金は、事業の活性化が明確な場合にお金を受け取れます。

補助金を受け取る条件は、国や公共団体が提示する審査に通ること。

審査は、主に「補助金を使う目的」「使うことで得られる収益」などが関係します。

また審査を通過して受けとったお金は、返済する必要がありません

 

つまり、女性は「補助金」もしくは「助成金」を受け取ることで、これからの起業をサポートしてもらうことが可能です。

では、実際にどんな制度があるのかを次で説明します。

女性の起業家が受け取れる融資・補助金・助成金

女性の起業家が受け取れる・融資・補助金・助成金には、

  • DBJ女性新ビジネスプラン
  • 女性、若者/シニア起業家支援資金
  • 新創業融資制度
  • 地域中小企業応援ファンド
  • 小規模事業者持続化補助金

があります。それぞれ見てみましょう。

DBJ女性新ビジネスプラン コンペティション

DBJ女性新ビジネスプランは、DBJ女性起業サポートセンターが開催するコンペティションです。コンペティションとは、他の人と競うこと。

DBJ女性新ビジネスプランでは、開始5年以内の女性起業家を対象に、コンペティションを実施しています。

受賞すると、1,000万円の事業奨励金を受け取ることが可能です。

コンペティションに参加することで、外部の起業家やあなたの事業に知見を持つ人などと連携しながらサポートを受けられます。

ゆえにDBJ女性新ビジネスプランは、金銭面だけでなく事業の発足も支援してもらえますよ。

公式サイト:DBJ女性起業サポートセンター

女性、若者/シニア起業家支援資金

女性、若者/シニア起業家支援資金は、日本政策金融公庫が行っている融資です。

対象は、「女性」もしくは「30歳未満か55歳以上」。

条件は「新たに事業を始める」または「事業開始後おおむね7年以内」が挙げられます。

女性の起業家なら年齢を問わず利用できるのは、嬉しいポイントですね。

融資の限度額は、7,200万円(※うち運転資金が4,800万円)。

補助金を受け取るには、日本政策金融公庫が開催するセミナーに参加したり個別の支援を受けたりする必要がありますよ。

公式サイト:日本政策金融公庫

新創業融資制度

新創業融資制度は、日本政策金融公庫が行う融資です。

融資は「無担保」「無保証人」で受けられるのが最大のポイント。

対象になるのは「新たに事業を始める」もしくは「事業を始めてから税務の申告を2期まで終えていない」人です。

さらに一定の要件を満たしたり資金が創業資金の総額1/10以上だったりすると、お金を受け取れることもあります。

新創業融資制度における融資の限度額は、300万円です。

公式サイト:日本政策金融公庫

地域中小企業応援ファンド

地域中小企業応援ファンドは、中小企業基盤整備機構が運営する助成金制度です。

助成金を受け取れるのは女性だけでなく、地域への貢献性が高い事業に取り組む中小企業者も対象となります。

事業の内容や地域によって金額が変わるため、公式サイトよりジャンルのチェックをしてみましょう。

公式サイト:中小企業基盤整備機構

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、商工会や商工会議所の支援を受けながら経営する場合に補助金を受け取れる制度です。

補助の金額は経費の2/3で、限度は50万円とされています。

地方商工会一覧

女性の起業家に役立つ3つの制度

女性の起業家に役立つ制度は、

  • 女性社長.net
  • ドリームゲート
  • クラウドファンディング

の3つです。それぞれ紹介します。

女性社長.net

女性社長.netは、女性起業家のデータを集めた日本でもっとも大きいサイトです。

女性が運営する事業のサポートを目的に、イベントやセミナーを開いています。

女性の起業家が集まり、つながりを作ったり広げたりすることで、事業の発展や促進しやすくすることが可能です。

公式サイト:女社長.net

ドリームゲート

ドリームゲートは、いわゆる起業総合サイト。専門家に起業の準備や会社の経営についてなど、無料で相談できます。

他にも、起業のセミナーや融資などの相談も可能です。

起業について悩んだら、チェックしてみましょう。

公式サイト:DREAM GATE

クラウドファンディング

クラウドファンディングは、起業の資金を集めることができます。

たとえば、

  • どんな内容の事業なのか
  • 必要な資金はどれくらいなのか
  • 資金の使いみち
  • 支援に対するリターン

など、事業内容をプレゼンします。

プレゼンに同意する人から出資してもらい、一定数を達成すると資金を受け取ることが可能です。

資金に困ったら、クラウドファンディングを検討しましょう。

起業するならお得な制度を使おう!まずは該当する制度があるかチェック

今回の記事では、女性が起業する際の融資についてご紹介しました。

企業は多くの資金が必要になりますし、全て自分で用意するのは大変ですよね。

資金を貯めるのには時間がかかりますし、失敗を考えたらリスクが大きすぎます。

そこでおすすめなのが、融資や補助金を受けとって起業の資金にすることです。

とはいっても、融資や補助金を受けとるには条件があるので注意が必要です。

まずは、あなたが受け取れる制度がないかチェックすることから始めましょう。

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