いずれ起業を考えているけれど、
- 他の人はどのように始めたのだろう?
- なんとなくで起業しても大丈夫?
- 起業にはなにが必要なの?
と気にする女性はとても多いです。
正直、起業の理由に正解なんてありません。自分の思いやビジョンを優先できる人こそ、成功者に近いのだと私は思っています。
そこで今回は、女性が起業した理由や女性の起業家が増えた理由について解説していきます。
また、起業前に必要な心得も紹介しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。
女性が起業したいと感じる3つの理由
女性が起業したいと感じる理由には、
- しがらみから抜けたい
- もっとお金を稼ぎたい
- もっと自分を表現がしたい
などの3つが挙げられます。まずは、それぞれ紹介しますね。
しがらみから抜けたい
しがらみから抜けたいと答える人は多いです。
たとえば、会社員をしていたり専業主婦をしていたりすると、
- 時間を拘束される
- 収入に納得がいかない
- 人間関係がもつれている
- 自由な時間がない
などといったしがらみから抜け出したい。そのため、起業しようと考える女性も少なくありません。
少しでも現状を変えたいと感じるときに、起業への興味が湧くのかもしれませんね。
もっとお金を稼ぎたい
もっとお金を稼ぎたいと感じている女性は、起業しようと考えます。
ただ、注意が必要なのは「起業=社長=お金持ち」のイメージがある場合です。
起業したからとはいっても、お金が自動的に入ってくるわけではありません。
ですが、最初はお金が目的だったものの、事業を進めてみるとお金ではなくやりがいが目的になっているケースもたくさんあるのです。
または、お金を稼ぐことが目的なのに利益が増えすぎて制御することもあります。
お金を稼げば、それだけ責任が伴うのも事実です。
それがプレッシャーになるということも覚えておいてくださいね。
もっと自分を表現がしたい
もっと自分を表現したい女性が起業するケースが増えています。
たとえば、
- 自分に正直になりたい・向き合いたい
- 自分の世界を広げたい・伝えたい
- 主役になりたい
など、自己承認欲求を満たすために起業する人も少なくありません。
「会社員のままでは自分のやりたいことを実現できない」「もっと自分の力を人に魅せたい」といった悩みは簡単には消えませんし、時間が経つにつれて大きくなるのも事実です。
自分に正直になる勇気がある女性ほど、起業に対する気持ちが大きくなりますし成功する可能性が高いと感じています。
そもそもなぜ女性の起業家が増えたのか?
そもそも、なぜ女性の起業家が増えたのでしょうか。
私が感じている理由としては、
- 女性が活躍するサービス業が増えた
- 女性起業家だからこそできる新規事業が多い
- サポート体制が充実してきた
などが挙げられます。それぞれ説明しますね。
女性が活躍するサービス業が増えた
女性が活躍するサービス業が増えたことで、起業を決意した方が増えたのではないでしょうか。
女性が社長として展開するビジネスにおいて、4割以上が飲食や介護・保育、美容に関係する「サービス業またはその他」のジャンルです。
少子高齢化により人口が減り続ける日本ですが、介護福祉系やサービス業では大きなニーズがあります。
特に女性は細部に気づきますし独自の視線から物事を判断できますから、ビジネスを成功させるケースが増えているのです。
そういったジャンルに強いのは、女性の特権ともいえますよね。そのため、女性が起業するケースが増えたのではないかと感じています。
女性起業家だからこそできる新規事業が多い
女性だからこそできる新規事業が多いため、起業家が増えたことが考えられます。
というのも、女性が新規事業で起業するケースが最近増えてきているのです。
今後は人口の減少により、事業内容にも影響が出ることも少なくありません。
サービスの選択が難しくなることを考えると、新しい事業や細かいビジネスなどを提供して、差別化をすることが大切になってきます。
サポート体制が充実してきた
最近のビジネスをチェックしてみると、女性起業家をサポートする体制が充実してきたと感じています。
たとえば、経済産業省の「わたしの起業応援ネット」。
女性の起業において、お金面はもちろん事業方針の相談にも対応しており、たくさんの支援があります。
他にも、活躍する女性起業家の意見を集めた「女性起業家支援コンテスト」や、セミナー・交流会を開催しているのです。
このように、最近では交友の輪を広げるサポートが充実していることで、女性起業家が増えているのではないでしょうか。
2代目社長や個人事業主も増えている
実は女性起業家では、2代目社長や個人事業主も増えているのです。
2代目社長とは、創業者から事業を引き継ぐこと。中でも、女性社長が増えたり女性でも起業しやすくなったりしたこともあり、娘に社長を引き継がせるケースもあります。
また、
- 性別に関係なく働ける
- 趣味や特技を活かす
- 育児や介護をしながら働ける
といった理由から、個人事業者として起業する女性が増加傾向にあります。
起業前に知っておくべき5つの心得
女性起業家と話していると、起業前にしておけばよかったことや考えておけばよかったことについてよく耳にします。
とくに起業前に知っておくべき5つの心得は、以下のとおりです。
- 起業する理由をはっきりさせる
- ビジネスの基礎を身に着けておく
- 人との繋がりを作っておく
- コミュニティを作っておく
- コミュニケーション能力を磨く
後悔のないよう事業を始めるためにも、起業前に必要なスキルや情報を洗い出すことも大切です。それぞれ説明していきます。
起業する理由をはっきりさせる
起業する理由をはっきりさせることは、起業において一番重要です。
とくに
- なぜ起業するのか
- 誰に届けたいのか
- どんな問題を解決するのか
- 何を提供するのか
- どんな未来を想像しているのか
といった部分は、今後ビジネスを進めるにあたって軸となる部分になります。
これらを起業前にはっきりさせておくことで自分に落とし込めますし、思いを強く持つことで成功への近道となります。
どの起業でも一緒ですが、ビジネスはいつも順調なわけではありません。
そんなときこそ、原点を思い出すことで自分を奮い立たせるきっかけになるのです。
起業は好きなことや得意なことを仕事しようと考えるケースがほとんどですし、もちろん自然なこと。
ただ、ビジネスとして成立させるためにも、もう一歩踏み込んで考える必要があります。
プロとして、相手にどのよう役に立つのか、価値を提供するのか。最大限のサービスを提供することで、ビジネスはグッと伸びやすくなります。
最初は自信がなくても、大丈夫ですよ。
ビジネスを進めながら「なぜ」「誰に」「なにを」を問い続けて、だんだんと慣れていくことも可能です。
ビジネスの基礎を身に着けておく
起業成功のためにも、ビジネスの基礎は身に着けておきましょう。たとえば、
- 集客方法(ツール・セールスレター・広告など)
- コンテンツの作り方(商品ラインナップ・サービスなど)
- WEBの活かし法(ブログ・ホームページ・SNSなど)
- 自己ブランディング(キャッチコピー・プロフィールなど)
といったポイントは、とても大切です。
何も知らずに行動すると、結果がでなかったり遠回りをしたりすることがあります。
もちろん、自分に合う方法から学ぶのでも問題ありません。
基本を学びながら自分に合うようにアレンジして、相手の役に立つよう改善していきましょう。
人との繋がりを作っておく
人との繋がりを作っておくことで、ビジネスがうまくいきやすいです。
仕事を進める上で、人との繋がりはとても大切。一緒に仕事ができますし、心の支えにもなります。
人と関係を築くことで、自分へのリターンはとても大きなものとなりますよ。
仕事だけでなく、プライベートでも関われる仲間の存在はとても重要です。
コミュニティを作っておく
コミュニティを作っておくと、ビジネスを軌道に乗せやすくなります。起業とコミュニティは、切っても切り離せない関係です。
起業すれば、いずれは自分のコミュニティを持つことになるでしょう。
今のうちから、自分の思いに共感してくれる仲間や一緒にビジネスを進める仲間を作っておいてください。
もちろん、お客様や活動サポートスタッフも仲間の1人です。
また、ビジネスを進めていきながらコミュニティメンバーの声を、ビジネスに反映することもできます。
コミュニティが大きくなれば、世の中に与える影響力も強くなりますし、ビジネスの発展にもつながりますよ。
コミュニケーション能力を磨く
コミュニケーション能力を磨くことも忘れないでください。
起業家には、コミュニケーション能力が欠かせないのです。
実際に人と会うときはもちろん、Webでのやりとりもコミュニケーションが必要になります。
当たり前のことですが、最低限の礼儀や誠実な対応で、人を不快にさせないようにするだけでも印象がガラッと分かります。
印象は、ビジネスの発展に関わりますよ。
良い印象を与えるだけで、周囲の人から信頼され応援されることもあります。
女性が起業する理由は人それぞれ!まずは起業の準備から!
今回の記事では、女性が起業する理由について解説しました。
女性が起業する理由は人それぞれ。ですが、とくに多い理由には、
- しがらみから抜けたい
- もっとお金を稼ぎたい
- もっと自分を表現がしたい
などの3つが挙げられました。
このように女性の起業家が増えた理由は、
- 女性が活躍するサービス業が増えた
- 女性起業家だからこそできる新規事業が多い
- サポート体制が充実してきた
ではないかと感じています。
もしこれから起業しようと考えているのであれば、
- 起業する理由をはっきりさせる
- ビジネスの基礎を身に着けておく
- 人との繋がりを作っておく
- コミュニティを作っておく
- コミュニケーション能力を磨く
といった5つの心得を忘れないでくださいね。
起業はいつでもできますが、「いつか起業しよう」では前には進めません。
本気で起業を考えているのであれば、まずは必要なスキルや事業のイメージを作ることから始めてみてください。